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2010年10月

2010年10月25日 (月)

《圧倒勝利!西岡利晃》10月24日/東京両国国技館 [No.191]

《圧倒勝利!西岡利晃》
《圧倒勝利!西岡利晃》
《圧倒勝利!西岡利晃》
《圧倒勝利!西岡利晃》
《WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ12回戦》

王者
西岡利晃(帝拳)
=VS=
同級1位
レンドール・ムンロー(英国)

…試合は序盤から西岡が右ジャブを繰り出して、ムンローを寄せ付けない試合運びで始まった。

2回から3回〜評判通りのムンローの左右強打が炸裂する。西岡は数発ヒットされたが足でかわした。しかし、4回終了時点で見た目でも判る3−0の西岡リード。

5回〜西岡の強烈な左ストレートでムンローが、ぐらつく場面も持ちこたえる。

その後の試合の流れも完全に西岡が支配していった。
西岡はワンツー、右ボディー攻撃で寄せ付けない。

8回終了時点でも採点は3−0でリード。

10回ムンローの手数と動きが鈍ったところで西岡の右ストレートがヒットしてムンローが一瞬棒立ちになったが持ちこたえた。

11回、12回と西岡はKOを意識して猛攻したが、タフで試合を諦めず必死に左右で応戦するムンローを倒しきれなかった。

しかし、試合が終了しての印象は全てのラウンドで上回った感のある完璧な試合内容だった。
見せ場も5回と10回にあった。
ムンローも棒立ちになりながらも倒れなかった粘り強さは練習の積み重ねで得たものだろう。評判通りの最強挑戦者としての戦いぶりを見せてくれた。

判定とは言え、素晴らしい目に焼き付く、西岡選手の戦いぶりを見た。

採点結果
(119−109)
(119−109)
(119−109)
3−0で西岡の大差判定勝ち。
ジャッジは3者ともに10ポイント差の採点だった。

試合終了後には、長谷川穂積からタイトルを奪ったWBC世界バンタム級王者のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)とのビッグマッチも浮上してきた。

【両選手の戦績】
西岡利晃
44戦37勝(23KO)4敗3分

レンドール・ムンロー
23戦21勝(9KO)2敗

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《ホルヘ・リナレス強敵撃破!》10月24日/東京両国国技館 [No.190]

《ホルヘ・リナレス強敵撃破!》10月24日/東京両国国技館
《ホルヘ・リナレス強敵撃破!》10月24日/東京両国国技館
〈ライト級ノンタイトル10回戦〉

元2階級制覇王者
ホルヘ・リナレス(ベネズエラ/帝拳)
=VS=
元2階級制覇王者
ヘスス・チャベス(メキシコ)

☆リナレスは前回7月31日の強打者ロッキー・フアレス戦も5回に左アッパーでダウンを奪って、3−0の大差判定勝ちを収めている。

今回のチャベスも元WBC世界Sフェザー級王座と元IBF世界ライト級王座の2階級制覇者である。
チャベスは王座を明け渡して38歳になったが、米国や本国メキシコではいまだに「マタドール=闘牛士」の異名で人気のあるボクサー。
闘牛士の異名通り接近戦を好み、懐に入って強烈な左右フックを放つ戦法はいまだに健在で、38歳になったとは言え世界ランカー上位者から避けられるほどである。

…試合が始まると序盤からリナレスが左ジャブから右ストレートを繰り出して好調な出だし。

2回に入ってもリナレスの攻勢は続くが時折チャベスも右カウンターで応戦。

3回チャベスがリナレスの懐へ入ろうとするがなかなか入っていけず、リナレスのワンツーで弾かれる形に。

4回のゴングが鳴ったところでチャベスが左肩に異常を訴えて棄権。
レフェリーが試合を止めた。

結果、4回終了のTKOでリナレスが勝利した。

〜もっと接近戦での激しい打ち合いになるかと思われたが、意外にも3回までリナレスの一方的な試合展開でチャベスの棄権で幕切れとなった。
ファンからすれば消化不良気味の試合だった。

別な見方をすれば、老練百戦錬磨のチャベスであってもリナレスの進化に太刀打ち出来なかっと見るべきだろうか。

ライト級での3階級制覇に期待がかかる。

【両選手の戦績】
ホルヘ・リナレス
30戦29勝(19KO)1敗

ヘスス・チャベス
52戦44勝(30KO)8敗

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《軽量級最強!ローマン・ゴンサレス》10月24日/東京両国国技館 [No.189]

《軽量級最強!ローマン・ゴンサレス》
《軽量級最強!ローマン・ゴンサレス》
…西岡VSムンロー戦の前座で行われた試合は、リカルド・ロペスの再来と言われるローマン・ゴンサレスの2階級目の挑戦として、当初正規王者のファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)へ挑むはずだったが、王者のレベコが腎臓結石で手術の為に試合が出来なくなり、キャンセルされて、急遽、暫定王座決定戦となった。

《WBA世界L・フライ級暫定王座決定12回戦》

〈元WBA世界ミニマム級王者〉
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
=VS=
〈WBA世界L・フライ級2位〉
フランシスコ・ロサス(メキシコ)

…ゴンサレスとロサスは因縁の2度目の対戦となる。
ゴンサレスはミニマム級王者時代の初防衛戦でベテランのロサスに2-0の判定で勝ったものの、ロサスの反撃にあって、散々な内容の僅差判定で「評判」を落とす結果となった。
今回は、その評判を打ち消し、軽量級最強を示す願ってもない最高のリング登場となる。

〜試合は初回からゴンサレスの左右強打の繰り出しから始まった。
しかし、ゴンサレスは勢いのあまりダウンとも成り兼ねない際どいスリップ。
立ち上がると効いた様子はない。
ゴンサレスはそこから多感に攻めて、ロサスをぐらつかせるが、持ちこたえて、ロサスも時折左右フックで応戦。
初回はゴンサレスが強打で圧倒した。

2回に入っても攻めを緩めない。
左ボディーから右アッパーでロサスからダウンを奪うと、立ち上がったところで、更に左右連打でダウンを奪う。
とどめは左ボディーで3度目のダウンを奪って試合終了。

ゴンサレスが2回1分38秒のKO勝ちで前回の鬱憤を晴らした格好で、暫定王座を獲得して2階級制覇に成功。

これで、ファン・カルロス・レベコとの統一戦が楽しみになって来た。

【両選手の戦績】
ローマン・ゴンサレス
26戦26勝(22KO)無敗

フランシスコ・ロサス
31戦21勝(12KO)8敗2分

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2010年10月18日 (月)

《長谷川と対戦するファン・カルロス・ブルゴスとは…》11月26日/日本ガイシホール [No.188]

《長谷川穂積と対戦するファン・カルロス・ブルゴスとは…》 [No.184]
《長谷川穂積と対戦するファン・カルロス・ブルゴスとは…》 [No.184]
《長谷川穂積と対戦するファン・カルロス・ブルゴスとは…》 [No.184]
〈WBC世界フェザー級王座決定戦〉

元WBC世界バンタム級王者
長谷川穂積(真正)
=VS=
WBC世界フェザー級1位
ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)

…WBCのフェザー級には、もう一人休養王者扱いのエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)がいる。
2009年7月14日、粟生隆寛(帝拳)からタイトルを奪い、その後初防衛に成功して練習中に腕と首を傷めて王者のまま負傷休養扱いとなっている。いずれ、この王座決定戦の勝者が正規王座を掛けて戦うことになりそうだ。

長谷川は調整試合を挟まず、いきなり飛び級で2階級上での戦いとなる。

ブルゴスは昨年6月粟生隆寛が王者だった時期に挑戦アピールした選手でもある。

ブルゴスのKO率は72%と高いが、決して早い回で倒す選手ではない。
どちらかと言えば、じわじわと攻めるタイプで左ジャブでタイミングを取り、接近して強打の左右ボディーやフックで相手を弱らせて畳み掛ける試合運びが多いのだ。

最近の3試合がその戦いぶりを示している。

【2009年10月9日】
対ヨグリ・ヘレーラ戦
〜序盤から試合の流れを掴み3回にダウンを奪って、ヘレーラの動きを止めた。6回に再び左右連打の猛攻でダウンを奪ったところでレフェリーストップ。
6回1分17秒でブルゴスのTKO勝ち。

【2010年1月15日】
対ファン・カルロス・マルチネス戦

〜序盤から中盤にかけてマルチネスの左右にやや苦戦したが、後半徐々に右カウンターで弱らせ最終回に左右連打でレフェリーストップ。

12回1分07秒でブルゴスのTKO勝ち。

【2010年5月29日】
対リカルド・カスティロ戦

前半から試合の流れを支配して10回に集中連打を浴びせ掛け、特に左右ボディーが効いてカスティロがグロッキー気味に。
11回のゴングが鳴った直後にカスティロ陣営が棄権を申し出て試合ストップ。

11回10秒でブルゴスのTKO勝ち。

…左右フックに強打を秘めていて、とにかく、ひつっこく粘り強い試合展開が多く、相手が根負けしてしまう内容の試合運び。
長谷川にとって、今までにないタイプで、やりづらい選手であることは間違いないだろう。長谷川としては、接近しての打ち合いが課題になりそうだが、ブルゴスは22歳の負け無しのメキシカン期待の新鋭で、簡単に打ち負かせる相手ではなさそうだ。

《ファン・カルロス・ブルゴス/プロフィール》

【生年月日】
1987年12月26日
【出身地】
メキシコ/バハカリフォルニア州ティファナ
【身長】
173cm
【戦績】
25戦25勝(18KO)無敗
【スタイル】
オーソドックス
【獲得タイトル】
WBC配下/CABOFE王座=防衛②

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2010年10月12日 (火)

《再起戦!名城選手の3回TKO勝ち》10月11日/大阪市住吉区民センター [No.187]

《再起戦!名城選手の3回TKO勝ち》10月11日大/阪市住吉区民センター [No.185]
《再起戦!名城選手の3回TKO勝ち》10月11日大/阪市住吉区民センター [No.185]
《再起戦!名城選手の3回TKO勝ち》10月11日大/阪市住吉区民センター [No.185]
《バンタム級ノンタイトル10回戦》

元WBA世界S・フライ級王者
名城信男(六島)
=VS=
インドネシアS・バンタム級4位
イワン・キー(インドネシア)

☆名城選手は今年5月8日にウーゴ・カサレス(メキシコ)に判定負けして王座から陥落。
それ以来の再起戦。
この日に組まれたのは一階級上のバンタム級での試合。
ノンタイトル戦と言えども落とせない試合である。
負ければ再奪還の目論みは遠のくことになる。

…試合が開始されるとキーが威勢よく前に出てパンチを繰り出す。
名城は動きでかわしながら左右を出す。

2回に入って名城の左右フックが炸裂。
キーはたまらずダウン。
立ち上がると更に左右連打で2度目のダウン。
この回キーはなんとか持ちこたえる。

3回1分過ぎ、狙いすました名城の右ストレートがキーの顎を打ち抜きたまらず3度目のダウン。
カウントアウトで試合終了。

名城の3回1分42秒でのKO勝ち。

これで、ウーゴ・カサレス陣営との再戦交渉が持たれる模様である。

【名城選手の戦績】
17戦14勝(9KO)2敗1分

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《清田祐三2階級制覇ならず!》10月11日/後楽園HL [No.186]

《清田祐三2階級制覇ならず!》10月11日/後楽園HL [No.185]
《OPBF東洋太平洋L・ヘビー級王座決定戦》

★OPBF東洋太平洋L・ヘビー級3位
ジェームソン・ボスティック(ニュージーランド)
=VS= ★OPBF東洋太平洋S・ミドル級王者
清田祐三(F・赤羽)

…清田の様子見の展開から始まったが、相手ボスティックは身長195cmの大男で身長差15cmの清田が懐へ入ろうとするが、サウスポーのボスティックにてこずった気配。

初回1分過ぎ清田が左を出しながら体を低くして中へ入ろうとした瞬間にボスティックの左アッパーをヒットされてダウン。

立ち上がったものの更に左右連打を浴びたところでレフェリーストップとなった。

1回2分8秒のTKOでボスティックが王座を獲得した。

清田は予想もしなかった一方的で呆気ない敗戦に「どうなったか、全然覚えてない。」とインタビューに応えた。

しかし、清田選手はS・ミドル級の王座は保持している為、今後はそちらで出直す方向だ。

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2010年10月11日 (月)

《井岡一翔選手のタイトル初載冠!》10月10日/大阪府立体育会館第二 [No.185]

井岡一翔選手(井岡)の初タイトル奪取!
井岡一翔選手(井岡)の初タイトル奪取!
《日本L・フライ級王座決定10回戦》※井岡選手の同門宮崎亮選手のタイトル返上による決定戦。

(WBC・LF7位/WBA・LF9位)
井岡一翔(井岡)
=VS=
日本同級1位
瀬川正義(横浜光)

…井岡は序盤から右ストレート、左フックを繰り出して好調な滑り出し。

3回2分過ぎには右ストレートで瀬川からダウンを奪う。

瀬川も試合を諦めず、それ以後は持ち直して、逆に井岡をボディー攻撃で追い込む場面もあった。

しかし、9回に井岡のヒッティングによる打撃で瀬川が左目尻を裂傷。

10回に入って瀬川の流血がひどくなり途中から試合ストップ。
試合続行不可能と見たレフェリーが試合を止めた。

10回1分57秒のTKO勝ちで井岡のタイトル初載冠となった。
同じく初タイトルに臨んだ瀬川選手は井岡の勢いに弾き返された格好だった。
これで、井岡一翔選手の世界初挑戦も現実味をおびて来た。

尚、井岡陣営によると王者オマール・ニーニョ(メキシコ)サイドと交渉中であることも発表されて、年末か来年1月に大阪で世界戦を実現させたい意向を語った。

井岡一翔選手の世界戦国内最短王座奪取なるのか期待されているが、王者サイドとの交渉がスムーズにいくことを望みたいものだ。

【両選手の戦績】
井岡一翔
6戦6勝(4KO)無敗

瀬川正義
22戦19勝(8KO)3敗

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2010年10月10日 (日)

《石田順裕の正規王者ならず!》10月9日/メキシコ・テピク [No.184]

《石田順裕の正規王者ならず!》10月9日/メキシコ・テピク
《石田順裕の正規王者ならず!》10月9日/メキシコ・テピク
《WBA世界S・ウェルター級正規王座決定戦》

暫定王者
石田順裕(金沢)
=VS=
同級9位
リゴベルト・アルバレス(メキシコ)

…序盤は石田が左ジャブを出してアウトボクシングに徹した。
5回には石田のパンチでアルバレスが左目瞼を負傷。
前半から中盤まで石田が的確にポイントを重ねた。

しかし、7回にアルバレスの強引に攻め込む左フックの一発がヒットして、石田はスリップ気味に尻餅をつくダウン。効いた様子はない。

中盤から後半にかけては石田が単発になり動きが鈍った。
結局、試合は12回まで縺れ込み、この回の打ち合いでアルバレスは右目上も負傷して試合は終わった。
見た目は明らかにアルバレスが打ち込まれて血だらけになり不利な印象。

しかし、判定は2−1でアルバレスの判定勝ちで正規王座を獲得した。

スプリットデシジョンの様相でアウェー戦の贔屓に泣かされた格好だった。

採点結果
(石田側から見た採点)
(114−113)
(112−115)
(113−114)
1−2

惜しまれるのは7回のスリップ気味のダウンが響いてしまった。
ダウンを採られなければ、完全に石田の手の上がった試合である。


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2010年10月 3日 (日)

《日本S・フェザー級タイトルマッチ10回戦》10月2日/後楽園HL [No.183]

《日本Sフェザー級タイトルマッチ10回戦》10月2日/後楽園HL [No.183]
《日本Sフェザー級タイトルマッチ10回戦》10月2日/後楽園HL [No.183]
〈日本S・フェザー級タイトルマッチ10回戦〉

王者
三浦隆司(横浜光)
−VS−
同級1位
稲垣孝(フラッシュ赤羽)

…プーンサワット対李冽理の前座で行われた試合に、私しが試合用パンフレットの選手紹介で2度書かせてもらった稲垣孝選手が日本王座に初挑戦した。

試合は身長リーチで王者を上回る稲垣選手が右強打で一泡ふかすかと思われたが、どちらかと言えばスロースターターの選手である。

序盤から王者三浦の早い回で決着したい思惑で積極的に攻め入られた。

稲垣は2回と3回に右フックでダウンを奪われたものの、屈せず右で応戦。

試合は稲垣の右ストレート反撃で9回まで持ちこたえる形となった。
しかし、ダウンで蓄積したダメージで踏ん張りきれなかったのか、今度は王者三浦の左ストレートがヒットして再びダウン。
レフェリーはここでカウントを取らず試合を止めた。

9回1分21秒で王者三浦のTKO勝ち。
4度目の防衛に成功した。

〜王者のハードパンチャー三浦選手の前に屈した稲垣選手は2度のダウンにもかかわらず試合を諦めなかった精神力は立派に尽きる。
この経験を活かして、再度挑戦して欲しいものだ。

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《WBA14位ながら王座獲得の快挙!李冽理選手》10月2日/後楽園HL [No.182]

《WBA14位ながら王座獲得の快挙!李冽理選手》10月2日/後楽園HL [No.182]
《WBA14位ながら王座獲得の快挙!李冽理選手》10月2日/後楽園HL [No.182]
《WBA14位ながら王座獲得の快挙!李冽理選手》10月2日/後楽園HL [No.182]
《WBA14位ながら王座獲得の快挙!李冽理選手》10月2日/後楽園HL [No.182]
〈WBA世界S・バンタム級タイトルマッチ12回戦〉

王者
プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)
−VS−
同級14位
李冽理(横浜光)

…初回はジャブの出し合いでプーンサワットが優勢に見えた。
しかし、2回から見違えるような動きで李が右カウンターで攻める。

3回以後も李が足を使ってのアウトボクシングに徹する。

5回プーンサワットが左まぶたを裂傷しながら李を攻めるが詰め切れず。

6回から9回まで李が左ジャブを出しながらプーンサワットが懐に入ろうとすると右カウンターで防ぐ。

10回は明らかな劣勢を感じたプーンサワットは右で攻める反撃展開。

11回やや李の足が止まりかけたが終盤猛反撃。

12回は李が強烈な左フックを叩き込みながらプーンサワットを翻弄して見映えのいい印象づけで試合を終えた。

採点結果
(115−114)
(115−113)
(118−110)
3−0の判定勝ちで李選手が初挑戦で14位ながら王座獲得の快挙。

…李選手の勝因は打っては離れてのアウトボクシングに徹してプーンサワットを懐へ入らせず強打を封印させたことが一番の勝因。
もし、足を止めて打ち合っていればプーンサワットの思うつぼに嵌まっていたかも知れない。

李陣営の指示もプーンサワットの動きを研究した功績は大きくズバリ思惑が成功したと言える。

李選手はこれから追われる身である。
王座奪取よりも初防衛が一番難しいと言われる試練に立ち向かうしかないが、動きとともにパンチの強弱と打ち出すタイミングを磨ければKO勝ちも増えるに違いない。
長期防衛も期待したいが、スタミナも重要視されるだろう。

李冽理選手は元WBC世界S・フライ級王者の徳山昌守氏を尊敬し慕う在日韓国人3世で大阪出身の選手である。
大阪朝鮮高校、大学とアマチュアで活躍して卒業後に横浜光ジム(会長/故・関光徳氏)に入門。
故・関光徳会長には徹底してプロの心構えや精神を叩き込まれて期待された最後の教え子である。

ジム先輩には元2階級王者の畑山隆則氏と元WBA世界ミニマム級王座7度防衛の新井田豊氏らがいる。
李選手は同胞として、尊敬する元王者徳山昌守氏の8度防衛の記録更新に期待がかかる。

そして、亡くなった恩師の関光徳会長とボクシングを勧めた父親の墓前に報告する。

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